ドラッカー学習事業 第9回 現代の経営
2006年12月20日
活動報告
第一部:東洋経済編集部主任 井坂康志先生による講演
ものつくり大学名誉教授 上田惇生先生による講演
15:00~16:00
第二部:テーマ「現代の経営(上)」第1章~第3章
1グループによる討議
16:10~17:45
<第二部>「現代の経営(上)」第1章~第3章」
講演と本をもとにマネージメントに関しての問題を、自社に落とし込んで討議した。
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マネージメントしなければいけないと分かっていても、社長が現場から抜けられないとの悩みに、各自が経験をもとにアドバイスをした。
- 自分自身が決断をするしかない。
- 人を育てる。現場で人を育てていく中で必ず不満を感じるが耐えなければいけない。
- 社長は仕事が一番出来て当たり前なので、社員は自分よりも仕事が出来ないと理解した上で教育した方が良い。
- 社長は外に出て情報を集めることが仕事であって現場に居てはいけない。情報を集めることによって、会社の将来を考えなければいけないのではないか。
- 甘えている。社長が現場に居なくても会社はなんとかなるもの。現場を手伝って仕事をした気になっている。
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社員が長続きしない。
- 社員と話をする機会を作る。
- 辞められたら困るとの危機感を持つ。パートナー、仲間として扱わなければならない。
- 全部の仕事を一人では出来ない。他の人が得意なものを見付け任せる。
- 魅力的な社長になる。
- 辞めるときは辞めるもの、その前に最善の手を尽くしておくべき。
- 職場の雰囲気も大切である。どんな人が職場に居てくれるかは大切である。
- ドラッカー曰く、知識社会はお金では動かない、最後は成果と人である。
最後に上田先生より「強みを作らなければと言っているが青工研に居ることが大きな強みである」と心強い言葉を頂きました。
【監事講評】三瓶監事
人数が少ないのが残念だが、参加した人は勉強になったと思います。来月の講演会を残してはいますが、この形での学習は最後となります。毎回、趣向を変えながらやるのは大変だったと思います。一年間ご苦労様でした。大変良い例会だったと思います。いままで頑張ってきた努力を無駄にしないように、皆で声を掛けて講演会は全員出席で終われたら良いと思います。
【主幹責任者所感】河野 崇
年間通してドラッカー学習事業を行って9回目を終えました。会員同士で行う討議も今回で最後となりました。1回目から9回目まで試行錯誤しながら手法を変えてきましたが後半は何となく形にもなり、これまで各々が何かしら持ち帰って頂ける内容になったのではないかと思います。次回10回目が最終回という形で講演会を開催いたしますが事前の準備を怠ることなくきっちり実行委員会でまとまって成功で終われるようにしていきたいと思います。